よくある質問と回答
金山内科の診療に関して、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。診療内容についてご不明な点がございましたら、あらかじめお問い合わせいただくことで、よりスムーズなご案内が可能です。
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糖尿病について
Q. 健診でHbA1cが高いと言われました。すぐ受診すべきですか?
A. HbA1c 6.0〜6.4%の「境界型」でも、すでに血管へのダメージは始まっています。自覚症状がないこの段階こそ、専門医に相談するベストなタイミングです。当院では血糖値だけでなく、腎機能や脂質、血圧も含めて総合的に評価し、今の段階で必要な対応をご提案します。
Q. 糖尿病を放置すると、どうなりますか?
A. 網膜症(目)・腎症(腎臓)・神経障害(手足のしびれ)の三大合併症に加え、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。いずれも初期は自覚症状がほとんどないため、定期的な検査で早期に発見することが重要です。
Q. 糖尿病の薬は一生飲み続けないといけませんか?
A. 必ずしもそうとは限りません。早期に治療を始め、食事・運動の改善と薬物療法を組み合わせることで、薬を減らしたり中止できるケースもあります。当院では「薬に頼りきらない治療」を目標に、段階的に見直していく方針で診療しています。
Q. インスリン治療は一度始めたらやめられないのですか?
A. 「インスリン=一生」というイメージがありますが、状態によっては内服薬に切り替えられる場合もあります。逆に、早い段階でインスリンを使うことで膵臓を休ませ、結果的に薬を減らせるケースもあります。大切なのは、今の膵臓の状態に合った治療を選ぶことです。
Q. 糖尿病と腎臓病は関係がありますか?
A. 糖尿病性腎症は、透析導入の原因第1位です。血糖コントロールが不十分な状態が続くと、腎臓の細い血管が傷つき、気づかないうちに腎機能が低下していきます。当院では腎臓専門医が在籍しているため、糖尿病と腎臓を一つのクリニックで同時に管理できます。
Q. 食事制限はどのくらい厳しいですか?
A. 「あれもダメ、これもダメ」という指導は行っていません。当院の管理栄養士が、患者さんの生活リズムや好みに合わせた現実的な食事の組み立て方を一緒に考えます。続けられることが、血糖コントロールの最大のポイントです。
Q. 糖尿病と睡眠時無呼吸症候群は関係がありますか?
A. あります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)による夜間の低酸素状態は、インスリンの効きを悪くし、血糖コントロールが改善しにくい原因になることがあります。「しっかり治療しているのに数値が安定しない」という方は、SASが隠れている可能性があります。当院では自宅でできる簡易検査にも対応しています。
Q. 他の病院で糖尿病の治療中ですが、転院できますか?
A. 可能です。現在の処方内容や検査データがあればスムーズに引き継げますので、お薬手帳や直近の血液検査結果をお持ちください。セカンドオピニオンとしてのご相談も対応しています。
腎臓内科について
Q. 健診で「eGFR」や「クレアチニン」が引っかかりました。すぐ受診すべきですか?
A. eGFRが60未満、またはクレアチニンが基準値を超えている場合は、腎機能が低下し始めているサインです。慢性腎臓病(CKD)は自覚症状がほとんどないまま進行するため、数値の異常に気づいた時点で専門医に相談されることをおすすめします。当院では腎臓専門医が、血液・尿検査をもとに腎臓の状態を詳しく評価します。
Q. 尿にたんぱくが出ていると言われました。どういう意味ですか?
A. 尿たんぱくは、腎臓のフィルター機能が傷み始めているサインです。糖尿病や高血圧が背景にある場合、放置すると腎機能がさらに低下し、将来的に透析が必要になるリスクが高まります。早期に原因を特定し対処することで、進行を大幅に抑えられる可能性があります。
Q. 腎臓病は治りますか?
A. 慢性腎臓病は「治す」というより「進行を止める・遅らせる」治療が中心です。血圧・血糖・脂質をしっかり管理し、腎臓への負担を減らすことで、透析に至らずに生活できる方も多くいます。早い段階で介入するほど、選択肢は広がります。
Q. 透析にならないためにできることはありますか?
A. あります。腎機能が低下し始めた段階で、血圧・血糖の管理、減塩、適切な薬物療法を行うことで、透析への進行を大きく遅らせることができます。当院では透析に至る前の段階で腎臓を守るケアに力を入れています。
Q. 腎臓が悪いと言われましたが、自覚症状がありません。それでも治療は必要ですか?
A. むしろ、自覚症状がない段階こそが治療の最大のチャンスです。腎臓病は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど症状が出にくく、むくみやだるさが出たときにはかなり進行しているケースもあります。数値に異常があるなら、症状の有無にかかわらず受診をおすすめします。
肥満症について
Q. GLP-1のような痩せる注射や薬を処方してもらえますか?
A. GLP-1受容体作動薬(マンジャロ・リベルサスなど)は、体重減少効果が注目されている薬剤ですが、本来は糖尿病の治療薬として開発されたものです。当院では、医学的に必要と判断される場合に限り、慎重に処方を検討しています。単に「早く楽に痩せたい」という目的だけでの使用は推奨しておらず、薬に頼る前に、生活習慣の見直しや体質の評価が重要だと考えています。GLP-1はあくまで「最後の選択肢」のひとつです。
Q. 肥満を放っておくと、どんな病気につながる可能性がありますか?
A. 肥満は糖尿病や高血圧だけでなく、「腎臓」にも静かに負担をかけています。朝起きたときの顔や足のむくみ、夜中のトイレの回数の増加、尿の泡立ちなどは、腎臓が疲れてきているサインかもしれません。腎臓病は初期にはほとんど自覚症状がなく、気づいたときには進行していることもあります。肥満を改善することは、見た目のためだけでなく「腎臓を守る」ことにもつながる大切な一歩です。
Q. 太っているだけでも、病院に行って大丈夫ですか?
A. ご不安な方はぜひ一度ご相談ください。ただし、当院では肥満に加えて高血圧・糖尿病・脂質異常症などの合併症のある方を対象に、医学的な評価・治療を行っています。体重だけに関するご相談は、原則として自費による栄養指導や検査となる場合があります。
Q. 40歳を過ぎてから体重が落ちにくくなりました。もう手遅れですか?
A. いいえ、今からでも十分に変われます。肥満は年齢とともに合併症リスク(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)も高まりますが、適切な診察と日常生活の見直しによって、将来のリスクをぐっと減らすことができます。
Q. 運動が苦手でも通って意味がありますか?
A. あります。無理な運動や食事制限ではなく、あなたの生活リズムや体質に合わせた「現実的な改善策」を一緒に考えていきます。運動が苦手でもOKです。
Q. ダイエット外来と何が違いんですか?
A. 美容目的の自由診療とは違い、当院の肥満症外来は「健康のための減量」を目的としています。血糖・血圧・脂質・腎機能・ホルモンを総合的に管理し、「合併症をできるだけ起こさないこと」「将来の透析や心血管イベントを遠ざけること」を第一の目標とした医療を提供しています。
睡眠時無呼吸症候群について
Q. いびきが気になるだけでも受診していいですか?
A. はい、気になる方はぜひ一度ご相談ください。いびきは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重要なサインの一つです。特に「息が止まっていたと言われる」「朝すっきり起きられない」「日中の眠気がひどい」などの症状がある方は、早期の検査をおすすめします。
Q. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放っておくとどうなりますか?
A. 高血圧・糖尿病・心不全・脳卒中などの重大な合併症につながる可能性があります。SASは単なる睡眠の問題ではなく、命に関わる病気の引き金にもなります。自覚症状が少なく気づきにくい分、知らないうちにリスクが高まっているケースも多いため、早めの発見が重要です。
Q. 自宅での検査はできますか?
A. はい、まずはご自宅でできる「簡易PSG検査」をご案内しています。小型の機器を一晩装着していただくだけで、睡眠中の呼吸状態が分かります。検査結果によっては、より詳しい精密検査(1泊2日のPSG)をご提案する場合もあります。
Q. CPAPってなんですか?どんな治療ですか?
A. CPAP(シーパップ)は、寝ている間に気道を確保するための医療機器です。鼻に装着したマスクから空気を送り込むことで、無呼吸状態を防ぎ、睡眠の質を大きく改善します。中等症〜重症のSAS患者さんにとって、もっとも効果的な治療法のひとつとされています。
Q. CPAP治療は続けられるか不安です…
A. 初期の違和感はあるかもしれませんが、多くの方が慣れて続けられています。当院では、使用環境や圧設定などを丁寧に調整し、使い心地や不安に寄り添ったフォローを行っています。使い始めて「朝が楽になった」「頭がすっきりした」と感じる方も多いです。
Q. 肥満とSASは関係ありますか?
A. はい、肥満はSASの大きなリスク因子です。特に内臓脂肪型肥満の方は、気道が圧迫されやすく無呼吸が起こりやすくなります。当院では、必要に応じて体重管理や生活習慣の見直しも含めた包括的なサポートを行っています。
Q. 治療せずに、様子を見ていいですか?
A. 「今は大丈夫」でも、放置すると将来的な合併症につながることがあります。無症状や軽度に見えるケースでも、医学的には治療が必要な場合もあります。まずは検査で現状を把握し、今後の方針を一緒に考えていきましょう。
食事での血糖値コントロールについて
Q. HbA1cの目標値はいくつが理想ですか?年齢で変わりますか?
A. 目標値は患者さんの状態によって異なります。日本糖尿病学会のガイドラインでは、合併症予防のための目標として7.0%未満、血糖正常化を目指す場合は6.0%未満、治療強化が困難な場合は8.0%未満、という考え方が示されています。
ご高齢の方や重い合併症をお持ちの方では、低血糖のリスクを避けるため、やや緩やかな目標が設定されることもあります。当院では、年齢・罹病期間・合併症の有無・ご本人の生活背景を踏まえ、無理なく続けられる目標を一緒に設定します。
Q. 血糖値スパイク(食後高血糖)とは何ですか?食事でどう対策できますか?
A. 血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇する現象で、HbA1cが正常範囲でも起こることがあります。近年、動脈硬化や心血管イベントのリスクと関連することが指摘されています。
食事面では、野菜や食物繊維を先に食べる「ベジファースト」、よく噛んでゆっくり食べる、主食の量を適正化する、といった工夫が基本です。当院では必要に応じて持続血糖測定(リブレ等)を活用し、ご自身の血糖変動を「見える化」しながら対策を考えていきます。
Q. 糖尿病と腎臓病を併発しています。食事の注意点は矛盾しませんか?
A. 一見矛盾するように見えることがあります。糖尿病では糖質・エネルギーの管理が中心となる一方、腎臓病では腎機能の段階に応じてたんぱく質・塩分・カリウムの調整が加わるためです。
進行ステージによって優先順位が変わるため、「糖尿病向けの食事」「腎臓病向けの食事」と別々に考えるのではなく、今の腎機能に合わせた一つの方針として組み立てる必要があります。当院は腎臓専門医が在籍しており、糖尿病性腎症のステージを正確に評価したうえで、管理栄養士が具体的な食事プランをご提案できるのが強みです。
Q. 糖尿病と高尿酸血症(痛風)が両方あります。食事は両立できますか?
A. はい、両立可能です。糖尿病の食事管理は、高尿酸血症の食事とかなりの部分で重なります。野菜や食物繊維を増やし、アルコール(特にビール)・果糖を含む清涼飲料水を控える、といった方針は両者に共通しています。
一方で、たんぱく質源の選び方(プリン体の多い食品の扱い)など、高尿酸血症特有の視点も加わります。当院では両疾患を一元的に管理し、食事指導も重複する部分・異なる部分を整理してお伝えします。
Q. 果物は糖尿病に悪いのでしょうか?
A. 一律に「悪い」とは言えません。果物には食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、適量であれば健康的な食品です。ただし、果物に含まれる果糖は中性脂肪や尿酸を上げやすい性質があり、食べ過ぎれば血糖コントロールにも影響します。
目安としては1日あたり150〜200g程度(りんごなら半分、バナナなら1本程度)、食後ではなく間食として分けて摂るのが一般的な考え方です。ジュースや缶詰の果物は糖質が凝縮されているため、特に注意が必要です。
Q. お酒はどこまで許容されますか?
A. 絶対禁酒ではありませんが、量と種類の選び方が重要です。日本糖尿病学会のガイドラインでは、1日の純アルコール量の目安は男性25g以下、女性15g以下(ビール中瓶1本、日本酒1合、ワイン2杯程度)とされています。
蒸留酒(焼酎・ウイスキー)は糖質が少なく血糖への直接影響は小さいですが、飲みすぎは脂肪肝や肝機能障害のリスクがあります。また、つまみの選び方が血糖値を大きく左右します。当院では、患者さんの嗜好・飲酒頻度を踏まえ、現実的な付き合い方をご提案します。
Q. 薬を飲んでいれば食事は気にしなくていいのでしょうか?
A. いいえ、薬と食事は相補的な関係にあります。食事が整わないまま薬だけに頼ると、薬の量が増えたり、低血糖・体重増加などの副作用が出やすくなります。逆に食事療法を続けることで、薬の量を減らせたり、中止できるケースもあります。
糖尿病治療の原則は「食事・運動療法を基盤に、必要に応じて薬物療法を組み合わせる」こと。当院では薬物療法と栄養指導を両輪として、長期的に無理のない治療を組み立てます。
通院について
Q. どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 初期は1〜2か月ごとに血糖・血圧・体重・腎機能などを確認しながら治療を調整し、数値が安定してくれば通院間隔を延ばしていくことも可能です。CPAP治療の方も、初期を除けば月1回程度が基本です。お仕事やご家庭の事情に合わせて、無理のない通院計画を一緒に検討します。
Q. 診察ではどのようなことをしますか?
A. 血液検査・尿検査で血糖・HbA1c・脂質・腎機能・尿たんぱくなどを確認し、必要に応じて甲状腺ホルモンや腹部エコーなども組み合わせて、合併症の有無やリスクを評価します。その結果をもとに、食事療法・運動療法・薬物療法などから、患者さんの生活スタイルに合った治療を相談しながら決めていきます。
Q. 初めて受診するのが少し不安です
A. 「まだそこまで悪くないと思うのに受診していいのか」「怒られそうで心配」という声をよくいただきます。当院では、今の生活や数値を一緒に振り返りながら、「ここから何を変えていくと将来が楽になるか」を一緒に考えるスタンスで診療しています。プライバシーにも配慮していますので、どうぞ安心してお越しください。
Q. 他の病院で治療中ですが、転院できますか?
A. 可能です。現在の処方内容や検査データがあればスムーズに引き継げますので、お薬手帳や直近の血液検査結果をお持ちください。セカンドオピニオンとしてのご相談も対応しています。
費用について
Q. 保険診療ですか?費用が心配です
A. 糖尿病・高血圧・脂質異常症・腎機能低下などの生活習慣病に対する検査・治療は、基本的に保険診療で行います。SASの簡易検査・精密検査・CPAP治療も、医学的な適応があれば保険が適用されます。一部、自由診療となる検査や治療がある場合には、事前に費用と選択肢をわかりやすくご説明し、ご希望を伺いながら決定します。
Q. SASの検査や治療には具体的にいくらかかりますか?
A. 3割負担の場合の目安は以下のとおりです(受診料は別途)。
- 簡易検査(PG):約2,700円
- 睡眠ポリグラフ検査(PSG/1泊2日):約30,000円程度(医療機関により異なり、個室代等は別途)
- CPAP療法:月額約5,000円程度
Q. 肥満だけでも保険はききますか?
A. 体重が多いだけの「肥満」では保険診療の対象にならないことが多いですが、高血圧や糖尿病などを合併して「肥満症」と診断された場合は、保険診療で対応できることもあります。自由診療となる場合も、事前にきちんとご説明しますのでご安心ください。
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