よくある質問と回答
金山内科の診療に関して、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。診療内容についてご不明な点がございましたら、あらかじめお問い合わせいただくことで、よりスムーズなご案内が可能です。
質問のカテゴリ
スクロールします
糖尿病について
Q. 健診でHbA1cが高いと言われました。すぐ受診すべきですか?
A. HbA1c 6.0〜6.4%の「境界型」でも、すでに血管へのダメージは始まっています。自覚症状がないこの段階こそ、専門医に相談するベストなタイミングです。当院では血糖値だけでなく、腎機能や脂質、血圧も含めて総合的に評価し、今の段階で必要な対応をご提案します。
Q. 糖尿病を放置すると、どうなりますか?
A. 網膜症(目)・腎症(腎臓)・神経障害(手足のしびれ)の三大合併症に加え、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。いずれも初期は自覚症状がほとんどないため、定期的な検査で早期に発見することが重要です。
Q. 糖尿病の薬は一生飲み続けないといけませんか?
A. 必ずしもそうとは限りません。早期に治療を始め、食事・運動の改善と薬物療法を組み合わせることで、薬を減らしたり中止できるケースもあります。当院では「薬に頼りきらない治療」を目標に、段階的に見直していく方針で診療しています。
Q. インスリン治療は一度始めたらやめられないのですか?
A. 「インスリン=一生」というイメージがありますが、状態によっては内服薬に切り替えられる場合もあります。逆に、早い段階でインスリンを使うことで膵臓を休ませ、結果的に薬を減らせるケースもあります。大切なのは、今の膵臓の状態に合った治療を選ぶことです。
Q. 糖尿病と腎臓病は関係がありますか?
A. 糖尿病性腎症は、透析導入の原因第1位です。血糖コントロールが不十分な状態が続くと、腎臓の細い血管が傷つき、気づかないうちに腎機能が低下していきます。当院では腎臓専門医が在籍しているため、糖尿病と腎臓を一つのクリニックで同時に管理できます。
Q. 食事制限はどのくらい厳しいですか?
A. 「あれもダメ、これもダメ」という指導は行っていません。当院の管理栄養士が、患者さんの生活リズムや好みに合わせた現実的な食事の組み立て方を一緒に考えます。続けられることが、血糖コントロールの最大のポイントです。
Q. 糖尿病と睡眠時無呼吸症候群は関係がありますか?
A. あります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)による夜間の低酸素状態は、インスリンの効きを悪くし、血糖コントロールが改善しにくい原因になることがあります。「しっかり治療しているのに数値が安定しない」という方は、SASが隠れている可能性があります。当院では自宅でできる簡易検査にも対応しています。
Q. 他の病院で糖尿病の治療中ですが、転院できますか?
A. 可能です。現在の処方内容や検査データがあればスムーズに引き継げますので、お薬手帳や直近の血液検査結果をお持ちください。
Q. 健康診断で「要再検査」と言われた場合、結果を持参すれば良いですか?
A. はい、健診結果をお持ちいただくと、当日の判断がスムーズです。可能であれば過去3年分の健診結果をお持ちいただけると、数値の変化を踏まえた評価ができ、より精度の高い診療につながります。
Q. やせ型でも糖尿病になりますか?
A. はい、なります。特に高齢の方では、痩せ型の糖尿病の方が多くいらっしゃいます。
また、若い方でもインスリン分泌能が弱い体質の場合に発症することがあります。「太っていないから大丈夫」とは限りませんので、健診で血糖値の異常を指摘された場合はご相談ください。
Q. 「境界型」と診断されました。今何をすべきですか?
A. 境界型(HbA1c 6.0〜6.4%)は、糖尿病の一歩手前の段階です。
この段階での介入はご自身の生活習慣の見直しが基本となります。当院では3ヶ月に1回程度を目安にHbA1cの定期測定をおすすめしており、糖尿病への進行を早期に捉えることで、本格化する前に対応できます。
具体的な食事のアドバイスが必要な場合は、自費の栄養指導をご利用いただけます。
Q. 糖尿病は遺伝しますか?家族に糖尿病の人がいると発症しやすいですか?
A. 遺伝的な体質が関係することはありますが、「親が糖尿病だから必ず発症する」というものではありません。
一方で、家族の中では食事内容や生活習慣が似通うため、結果的に発症リスクが高まる傾向があります。ご家族に糖尿病の方がいらっしゃる場合は、早めの健診や生活習慣の見直しをおすすめします。
Q. HbA1cの目標値はどのくらいですか?年齢別の考え方も教えてください
A. 合併症予防が目的の場合、一般的な目安はHbA1c 6.0%未満です。
ただし、ご年齢や合併症の有無によって目標は変わります。特に高齢の方では、低血糖を避けるためにあえて緩めの目標を設定することもあります。
ご本人の状態に応じて、診察時に一緒に最適な目標を決めていきます。
Q. 自宅で測った血糖値が高い場合、いくつから受診すべきですか?
A. 一律の基準はありませんが、空腹時血糖が126mg/dL以上、または食後2時間血糖が200mg/dL以上が続くようであれば、糖尿病の可能性があります。
自覚症状(喉の渇き・多尿・体重減少など)を伴う場合や、血糖値の変動が大きい場合は早めの受診をおすすめします。
Q. 急にHbA1cが上がった原因は何が考えられますか?
A. 食事・運動量の変化、ストレス、感染症、ステロイド使用、他の病気の発症など、さまざまな原因が考えられます。
短期間で大きく上昇した場合は、糖尿病自体の悪化や他疾患が背景にあることもありますので、治療中の方はかかりつけ医に早めにご相談ください。未治療の方は内科の受診をおすすめします。
Q. 自己血糖測定(SMBG)は必要ですか?指導してもらえますか?
A. インスリン治療中の方や、血糖変動が大きい方には、自己血糖測定(SMBG)をおすすめすることがあります。
医師の指示に基づき、測定機器の使い方・測定タイミング・記録の付け方を丁寧にご指導しますので、初めての方もご安心ください。
Q. 低血糖になったらどうすればいいですか?
A. 冷や汗・動悸・手の震え・空腹感・意識のもうろう感などの低血糖症状が出たら、すぐにブドウ糖10g程度(またはジュース150〜200ml)を摂取してください。
15分ほどで改善することが多いですが、改善が乏しい場合や意識障害がある場合は、ためらわず救急要請をお願いします。糖尿病治療中の方は、外出時もブドウ糖や砂糖入りの飴を携帯しておくと安心です。
Q. 仕事中に低血糖を起こさないために気をつけることは?
A. 以下の3点を意識していただくと安心です。
- 食事と食事の間隔をあけすぎない(5〜6時間以内が目安)
- ブドウ糖や砂糖入りの飴を常に携帯する
- 低血糖症状(冷や汗・動悸・空腹感)を感じたら、迷わず糖質を補給する
職場の方に「自分が糖尿病治療中であること」を伝えておくと、もしもの時の対応もスムーズです。
Q. シックデイ(風邪・発熱時)の対応はどうすればいいですか?
A. 発熱や下痢・嘔吐などで食事がとれないときは、血糖値が大きく変動しやすくなります。
医師から事前に指示されているお薬(特にSGLT2阻害薬・メトホルミンなど)は中止が必要な場合がありますので、シックデイ対応について受診時にあらかじめご確認ください。
水分と少量の糖質をこまめに摂り、症状が長引く場合はかかりつけ医にご相談ください。
Q. 健康診断の前日・当日の食事はどうすればいいですか?
A. 一般的には前日の夜10時以降は絶食とすることが多いですが、糖尿病治療中の方は低血糖のリスクがあるため、自己判断で絶食せず、事前にかかりつけ医にご相談ください。お薬の服用や注射の調整が必要な場合があります。
Q. お寿司・ラーメン・甘いものは食べていいですか?
A. 糖質が多い食事は控えめにしていただきたいですが、「絶対にダメ」というものではありません。
前後の食事や運動で調整すれば、楽しんでいただくことも十分可能です。「何をどう食べると血糖値が安定するか」を、当院の管理栄養士が患者さまの生活スタイルに合わせて具体的にアドバイスいたします。
Q. 果物・人工甘味料は摂取しても大丈夫ですか?
A. 果物は適量であればビタミン・食物繊維の供給源となりますが、果糖の多い果物(バナナ・ぶどう・柿など)やフルーツジュースは血糖を上げやすいので、量と頻度に注意が必要です。
人工甘味料は血糖値への直接的な影響は少ないとされていますが、摂りすぎには注意しましょう。
Q. 糖質制限ダイエットは糖尿病に良いですか?
A. 体質や病状によっては有効な場合もありますが、極端な糖質制限は低血糖や栄養バランスの偏りを招くことがあります。
特にお薬(インスリン・SU薬など)を使用中の方は、自己判断での糖質制限は危険を伴います。当院では管理栄養士が、患者さまに合った糖質量を一緒に検討しますので、ぜひご相談ください。
Q. 糖尿病でもお酒は飲めますか?適量の目安はありますか?
A. 病状や使用しているお薬によって判断が変わるため、一律の基準はお伝えしていません。一般的には、血糖コントロールが安定していて肝機能・腎機能に問題がなければ、適量(純アルコールで20g/日程度)の範囲内で楽しまれている方もいらっしゃいます。実際にどこまで許容できるかは、診察時に一緒に確認させてください。
Q. 運動はどんな種類・強度・タイミングが効果的ですか?
A. 血糖コントロールには、有酸素運動(食後1〜2時間以内のウォーキングなど)週3〜5回 + 筋トレ週2〜3回の組み合わせが効果的とされています。強度は「ややきつい」と感じる程度が目安です。
お仕事や年齢に合わせた現実的な続け方を一緒に考えますので、運動が苦手な方もご相談ください。
Q. 階段の昇り降り程度でも運動効果はありますか?
A. はい、十分に効果があります。特に食後15〜20分の軽い運動(階段の昇降・家事・短時間の散歩)は、食後血糖値の上昇を抑える効果が確認されています。
「ジムに通う時間がない」という方も、日常生活の中で少しずつ動く習慣をつけるだけで違いが出てきます。
Q. 歯周病と糖尿病は関係ありますか?
A. はい、深く関係しています。糖尿病があると歯周病が悪化しやすく、逆に歯周病があると血糖コントロールが悪化することがわかっています。
定期的な歯科受診(半年に1回程度)をおすすめします。歯科治療と並行することで、HbA1cの改善が見られる方もいらっしゃいます。
Q. 糖尿病とED(勃起障害)は関係ありますか?
A. 関係があります。
糖尿病の方の約半数がEDを経験するといわれており、血管障害や神経障害が背景にあると考えられています。EDは糖尿病の合併症のサインとして早めに気づくきっかけになることもあります。
デリケートなお悩みですが、診察時にご相談いただけば必要に応じて専門医をご紹介いたします。
Q. 糖尿病はがん・認知症のリスクも上げますか?
A. はい、研究で関連が報告されています。
糖尿病の方は、アルツハイマー病や血管性認知症のリスクが約1.5〜2.5倍、がんの発症リスクが約1.2倍といわれています。良好な血糖コントロールを長く保つことが、これらのリスクを抑える上で重要です。
Q. 1型糖尿病の患者も診てもらえますか?
A. はい、1型糖尿病の方も診療しております。
インスリン治療を含む薬物療法、自己血糖測定の指導、シックデイ対応などにも対応していますので、転居・転院をご検討の方もお気軽にご相談ください。
Q. 妊娠糖尿病・妊娠中の血糖管理には対応していますか?
A. 糖尿病専門医の診察日であれば対応可能です。
当院は火・水・金曜日の午前と水曜夜などに糖尿病専門医が在籍しております(最新の担当日は受診時にご確認ください)。妊娠中・妊娠予定の方は、産婦人科とも連携して血糖管理を行いますので、まずはお電話でご相談ください。
Q. ステロイド使用中・がん治療中の血糖管理はどうしますか?
A. ステロイドや一部のがん治療薬は血糖値を上げる作用があり、専門的な管理が必要です。
患者さまの状態に応じて、食事療法のみで対応する方、内服薬・インスリン治療が必要な方など対応が分かれます。他院でステロイド・がん治療を受けている方は、主治医と当院で連携しながら血糖管理を進めますので、ご相談ください。
Q. 糖尿病で生命保険に入れますか?運転免許や特定の職業に影響はありますか?
A. 生命保険のご加入可否は、保険会社ごとの審査基準により異なります。
詳しくは加入を検討されている保険会社へ直接ご確認ください。運転免許については、重症な低血糖発作の既往がある場合などに制限がかかる可能性があります。
詳細は各都道府県警察の「安全運転相談窓口」(電話:#8080)にご相談ください。
一部の職種(パイロット・大型・第二種免許など)でも制限がある場合があり、診断書の作成が必要な際は当院でも対応可能です。
Q. 「糖尿病内科」と「一般内科」での治療は何が違いますか?
A. 一般内科でも糖尿病の治療は可能です。
糖尿病内科では、合併症のスクリーニング、薬物療法の細かい調整、最新の治療選択肢のご提案など、糖尿病に特化した診療を行います。
当院は内科全般を診療する医師に加え、糖尿病専門医とも連携し、患者さまの状態に応じて治療を進めています。
腎臓内科について
Q. 健診で「eGFR」や「クレアチニン」が引っかかりました。すぐ受診すべきですか?
A. eGFRが60未満、またはクレアチニンが基準値を超えている場合は、腎機能が低下し始めているサインです。慢性腎臓病(CKD)は自覚症状がほとんどないまま進行するため、数値の異常に気づいた時点で専門医に相談されることをおすすめします。当院では腎臓専門医が、血液・尿検査をもとに腎臓の状態を詳しく評価します。
Q. 尿にたんぱくが出ていると言われました。どういう意味ですか?
A. 尿たんぱくは、腎臓のフィルター機能が傷み始めているサインです。糖尿病や高血圧が背景にある場合、放置すると腎機能がさらに低下し、将来的に透析が必要になるリスクが高まります。早期に原因を特定し対処することで、進行を大幅に抑えられる可能性があります。
Q. 腎臓病は治りますか?
A. 慢性腎臓病は「治す」というより「進行を止める・遅らせる」治療が中心です。血圧・血糖・脂質をしっかり管理し、腎臓への負担を減らすことで、透析に至らずに生活できる方も多くいます。早い段階で介入するほど、選択肢は広がります。
Q. 透析にならないためにできることはありますか?
A. あります。腎機能が低下し始めた段階で、血圧・血糖の管理、減塩、適切な薬物療法を行うことで、透析への進行を大きく遅らせることができます。当院では透析に至る前の段階で腎臓を守るケアに力を入れています。
Q. 腎臓が悪いと言われましたが、自覚症状がありません。それでも治療は必要ですか?
A. むしろ、自覚症状がない段階こそが治療の最大のチャンスです。腎臓病は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど症状が出にくく、むくみやだるさが出たときにはかなり進行しているケースもあります。数値に異常があるなら、症状の有無にかかわらず受診をおすすめします。
Q. CKD(慢性腎臓病)のステージ分類とは何ですか?
A. CKD(慢性腎臓病)は、
- 腎機能(eGFR)
- 尿タンパクの量
- 原因疾患
この3つを組み合わせて重症度を評価する分類システムです。
eGFRの値によりG1〜G5の5段階に分けられ、G3以降は腎機能低下が明らかな状態とされます。診察時にステージを確認しながら、必要な検査・治療をご提案します。
Q. 高血圧と腎臓の関係を教えてください
A. 高血圧と腎臓病はお互いに悪化させ合う関係にあります。
高血圧が続くと腎臓の細い血管が傷つき腎機能が低下し、逆に腎機能が低下すると体内の水分・塩分調整がうまくいかず血圧が上がりやすくなります。
この悪循環を断つために、血圧の厳格な管理(一般的に130/80mmHg未満が目標)が重要です。
Q. 痛風・尿酸値と腎臓は関係ありますか?
A. 大いに関係があります。
腎機能が低下すると尿酸を尿に排泄しづらくなり、血液中の尿酸値が上昇しやすくなります。その結果、痛風発作を起こす方も多くいらっしゃいます。慢性腎臓病の方には尿酸値の管理も含めた治療をご提案します。
院長は腎臓・リウマチ両方の専門医のため、痛風と腎臓を同時に診ることができます。
Q. 腎臓に良い食事・避けたほうがいい食べ物はありますか?(タンパク質制限・塩分など)
A. 腎臓を守る食事の基本は、主に下記の3つです。
- 減塩(1日6g未満を目標)
- エネルギー量の確保
- 栄養バランスの維持
タンパク質制限はステージや病態によって必要量が異なるため、自己判断ではなく管理栄養士の指導のもとで進めることをおすすめします。
当院では腎臓専門医と管理栄養士が連携して具体的な食事計画をご提案します。
Q. カリウム・リン制限はいつから必要になりますか?
A. 一般的に、CKDステージG3b(eGFR 30〜44)以降になるとカリウム・リン制限を検討することが多くなります。
ただし、ステージに関わらず血液検査でカリウム・リンの値が高い場合は早めの食事調整が必要です。具体的な制限量は管理栄養士が個別にご案内します。
Q. 水分はたくさん摂ったほうがいいですか?
A. 腎臓病における水分摂取は、病気の進行度や尿量、心機能の状態によって適切な量が大きく異なります。
一律に「多めに飲めばよい」「制限すべき」とは言えないため、自己判断は避けてください。診察時に現在の腎機能や尿量を確認しながら、適量をお伝えいたします。
Q. 市販の痛み止め(ロキソニンなど)は腎臓に悪いですか?
A. はい、ロキソニンに代表されるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は腎臓に負担をかけることが知られています。
特に慢性腎臓病の方や脱水状態のとき、高齢の方では急性腎障害のリスクが高まるため、極力避けることをおすすめします。
痛み止めが必要な場合は、アセトアミノフェンなど腎臓への影響が少ないお薬の使用を検討しますので、ご相談ください。
Q. サプリメント・プロテインは腎臓に負担になりますか?
A. 一部のサプリメントやプロテインは、含有成分(過剰なタンパク質・カリウム・カルシウム・ハーブ系成分など)が腎臓に負担となることがあります。
慢性腎臓病の方は、現在使用中のサプリメントの内容を診察時にお伝えいただければ、安全性を一緒に確認いたします。
Q. 風邪薬・漢方薬は腎臓に影響しますか?
A. 風邪薬の中にはNSAIDs(解熱鎮痛成分)が含まれているものがあり、腎臓に負担をかけることがあります。
漢方薬も一部の生薬(甘草・芍薬甘草湯など)で電解質異常を起こすことがあります。市販薬や他院処方の漢方薬を服用される際は、お薬手帳をご持参のうえご相談ください。
Q. 造影剤検査は腎臓に悪いと聞きました。本当ですか?
A. ヨード造影剤を使うCT検査などでは、造影剤腎症(急性腎障害)のリスクがあるため、腎機能が低下している方には事前のリスク評価と対策が必要です。
検査が必要な場合は、検査前後の水分補給や使用量の調整など、リスクを最小限にする対応を行います。検査の必要性と腎臓への影響のバランスを主治医と相談して判断します。
Q. IgA腎症やネフローゼ症候群も診てもらえますか?
A. はい、腎臓専門医が在籍していますので診療可能です。
確定診断のための腎生検や入院加療が必要な場合は、連携する大学病院などにご紹介し、その後の外来管理を当院で継続するという形にも対応しています。
Q. 血液透析と腹膜透析の違いは?どちらが良いですか?
A. 血液透析は週3回ほど医療機関で受ける治療、腹膜透析は自宅で行えるため通院負担が少ない治療です。
どちらが適しているかは、腎機能の状態・ご年齢・生活スタイル・ご家族のサポート体制などによって変わります。透析導入前にしっかりとご説明し、ご本人の意思を尊重した選択ができるようサポートします。
Q. 透析が必要になった場合、どこで受けられますか?連携施設はありますか?
A. 透析導入が必要になった場合は、通院しやすさやご自身のライフスタイルに合わせて、近隣の透析施設や連携病院をご紹介いたします。
透析導入前の段階から、患者さまにとってベストな選択肢を一緒に検討していきますのでご安心ください。
Q. 腎移植についても相談できますか?
A. はい、ご相談を承ります。
腎移植を希望される場合は、移植を実施できる大学病院などにご紹介し、術後の外来フォローを当院で継続することも可能です。ドナー候補のご家族の検査についてもご相談ください。
肥満症について
Q. GLP-1受容体作動薬による治療は受けられますか?
A. GLP-1受容体作動薬(マンジャロ・リベルサスなど)は、本来2型糖尿病の治療薬として開発された薬で、血糖値のコントロールを改善するために用いられます。
近年、適切な条件を満たす肥満症の方に対して、体重管理や合併症リスクの低減を目的として使用されることもありますが、美容的なダイエット目的での使用は推奨されていません。
当院でも、まずは食事・運動などの生活習慣の見直しを基本とし、それだけでは十分な効果が得られない場合に、ガイドライン上の基準や合併症の有無などを踏まえ、医学的に適応があると判断される方に限って使用を検討します。
「早く楽に痩せたい」という目的だけで安易に使う薬ではなく、あくまで総合的な治療の一選択肢として、診察と検査結果をもとに慎重に判断しています。
Q. 肥満を放っておくと、どんな病気につながる可能性がありますか?
A. 肥満は糖尿病や高血圧だけでなく、「腎臓」にも静かに負担をかけています。朝起きたときの顔や足のむくみ、夜中のトイレの回数の増加、尿の泡立ちなどは、腎臓が疲れてきているサインかもしれません。腎臓病は初期にはほとんど自覚症状がなく、気づいたときには進行していることもあります。肥満を改善することは、見た目のためだけでなく「腎臓を守る」ことにもつながる大切な一歩です。
Q. 太っているだけでも、病院に行って大丈夫ですか?
A. ご不安な方はぜひ一度ご相談ください。ただし、当院では肥満に加えて高血圧・糖尿病・脂質異常症などの合併症のある方を対象に、医学的な評価・治療を行っています。体重だけに関するご相談は、原則として自費による栄養指導や検査となる場合があります。
Q. 40歳を過ぎてから体重が落ちにくくなりました。もう手遅れですか?
A. いいえ、今からでも十分に変われます。肥満は年齢とともに合併症リスク(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)も高まりますが、適切な診察と日常生活の見直しによって、将来のリスクをぐっと減らすことができます。
Q. 運動が苦手でも通って意味がありますか?
A. あります。無理な運動や食事制限ではなく、あなたの生活リズムや体質に合わせた「現実的な改善策」を一緒に考えていきます。運動が苦手でもOKです。
Q. ダイエット外来と何が違いんですか?
A. 美容目的の自由診療とは違い、当院の肥満症外来は「健康のための減量」を目的としています。血糖・血圧・脂質・腎機能・ホルモンを総合的に管理し、「合併症をできるだけ起こさないこと」「将来の透析や心血管イベントを遠ざけること」を第一の目標とした医療を提供しています。
Q. BMIがいくつから肥満症外来の対象になりますか?
A. BMI 25以上の方が肥満症外来の対象となります。
日本肥満学会の基準ではBMI 25〜29.9を肥満1度、30以上を肥満2度以上と分類しています。BMIが25未満でも内臓脂肪型肥満(隠れ肥満)が指摘されている方はご相談ください。
Q. 隠れ肥満(内臓脂肪型・サルコペニア肥満)も対象ですか?
A. はい、対象としております。
BMIが標準でも、腹部エコー検査で内臓脂肪の蓄積が確認されたり、筋肉量の低下を伴うサルコペニア肥満が疑われる方には、適切な評価と指導を行います。当院では臨床検査技師による腹部超音波検査で、見えにくい肥満リスクの可視化が可能です。
Q. 治療を始めて効果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 治療内容や生活習慣の改善度合いによって個人差はありますが、早い方では次回受診時(1ヶ月後)に体重減少がみられることもあります。
重要なのは「短期的な減量」よりも「リバウンドせず続けられる体重の維持」ですので、無理のないペースで継続できる方法を一緒に考えます。
Q. マンジャロ・リベルサスの副作用と長期使用の安全性は?
A. 国際的な大規模臨床試験で安全性が確認されており、糖尿病・肥満症治療の選択肢として確立してきています。
一方で、吐き気・便秘・下痢などの消化器症状や、まれに膵炎などのリスクもあるため、医師の管理下で慎重に使用することが大切です。当院では導入前にスタッフから資料を用いて費用や副作用を丁寧にご説明いたします。
Q. GLP-1を中止するとリバウンドしますか?
A. 食事や運動の習慣が改善されないまま中止すると、リバウンドしやすい傾向があります。
GLP-1は「飲めば(打てば)痩せる薬」ではなく、生活習慣改善のサポート役と考えていただくのが理想です。中止後も体重を保てるよう、当院では並行して栄養指導・運動指導を行っています。
Q. 漢方薬やサプリで減量はできますか?
A. 防風通聖散などの一部の漢方薬には体重減少効果が報告されていますが、効果は緩やかで、単独で大きな減量が期待できるものではありません。
サプリメントについても、医学的に確立した減量効果のあるものは限定的です。基本は食事・運動の見直し、必要に応じて薬物療法を組み合わせることをおすすめします。
Q. 減量手術(スリーブ状胃切除など)には対応していますか?必要な場合の紹介先はありますか?
A. 当院での減量手術は行っておりませんが、適応がある方には大学病院など専門施設にご紹介いたします。
減量手術は厳格な適応基準があり、術前後の内科的管理も重要ですので、当院での内科的サポートと組み合わせた形で進めることができます。
Q. 16時間断食・ファスティングは効果的ですか?
A. 健康な方が短期間行う分には大きな問題はありませんが、糖尿病・腎臓病などの基礎疾患がある方は低血糖や体調不良のリスクがあるため、自己判断は避けてください。
特にインスリンや経口血糖降下薬を使用中の方は危険を伴います。やってみたい方は、まず診察時にご相談ください。
Q. 月経不順・PCOS・更年期と肥満の関係はありますか?
A. 関係があります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)はインスリン抵抗性と関連し、肥満と相互に影響します。更年期以降は基礎代謝低下とホルモン変化により体重が増えやすくなります。
婦人科的な治療が必要な場合は連携先をご紹介し、内科的な代謝管理は当院で行うという形で対応可能です。
Q. 産後の体重が戻りません。受診できますか?
A. はい、ご相談いただけます。産後は授乳・育児で生活リズムが大きく変わり、減量がうまく進まない方も多くいらっしゃいます。
健診で血糖・脂質などに異常が指摘されていれば保険診療の対象となります。授乳中の薬物療法には制限がありますので、生活習慣指導を中心にサポートいたします。
Q. 子供の糖尿病・肥満が心配です。診てもらえますか?
A. 当院は15歳以上の方を診療対象としていますので、それより小さいお子さまは小児科でのご相談をおすすめします。
15歳以上の方であれば、当院でも糖尿病・肥満症の診療が可能です。
睡眠時無呼吸症候群について
Q. いびきが気になるだけでも受診していいですか?
A. はい、気になる方はぜひ一度ご相談ください。いびきは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重要なサインの一つです。特に「息が止まっていたと言われる」「朝すっきり起きられない」「日中の眠気がひどい」などの症状がある方は、早期の検査をおすすめします。
Q. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療しないと、どうなりますか?
A. 高血圧・糖尿病・心不全・脳卒中などの重大な合併症につながる可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は単なる睡眠の問題ではなく、命に関わる病気の引き金にもなります。自覚症状が少なく気づきにくい分、知らないうちにリスクが高まっているケースも多いため、早めの発見が重要です。
Q. 自宅での検査はできますか?
A. はい、まずはご自宅でできる「簡易PSG検査」をご案内しています。小型の機器を一晩装着していただくだけで、睡眠中の呼吸状態が分かります。検査結果によっては、より詳しい精密検査(1泊2日のPSG)をご提案する場合もあります。
Q. CPAPってなんですか?どんな治療ですか?
A. CPAP(シーパップ)は、寝ている間に気道を確保するための医療機器です。鼻に装着したマスクから空気を送り込むことで、無呼吸状態を防ぎ、睡眠の質を大きく改善します。中等症〜重症のSAS患者さんにとって、もっとも効果的な治療法のひとつとされています。
Q. CPAP治療は続けられるか不安です…
A. 初期の違和感はあるかもしれませんが、多くの方が慣れて続けられています。当院では、使用環境や圧設定などを丁寧に調整し、使い心地や不安に寄り添ったフォローを行っています。使い始めて「朝が楽になった」「頭がすっきりした」と感じる方も多いです。
Q. 肥満とSASは関係ありますか?
A. はい、肥満はSASの大きなリスク因子です。特に内臓脂肪型肥満の方は、気道が圧迫されやすく無呼吸が起こりやすくなります。当院では、必要に応じて体重管理や生活習慣の見直しも含めた包括的なサポートを行っています。
Q. 治療せずに、様子を見ていいですか?
A. 「今は大丈夫」でも、放置すると将来的な合併症につながることがあります。無症状や軽度に見えるケースでも、医学的には治療が必要な場合もあります。まずは検査で現状を把握し、今後の方針を一緒に考えていきましょう。
Q. 痩せ型・顎が小さい人でもSASになりますか?
A. はい、なります。
下顎が小さい・後退している方は、仰向けで寝た時に舌が気道を塞ぎやすく、痩せていても無呼吸が起きやすい体質といえます。
「太っていないからSASではない」とは限りませんので、いびきや日中の眠気が気になる方は検査をおすすめします。
Q. 女性でもSASになりますか?症状の特徴は違いますか?
A. はい、女性にも一定数いらっしゃいます。
男性に比べると頻度は低めですが、閉経後はホルモンバランスの変化によりリスクが上がることが知られています。
症状(いびき・日中の眠気・朝の頭痛など)は男女で大きな違いはありませんが、女性は「不眠」「だるさ」として現れることも。気になる症状がある方はご相談ください。
Q. 子供のいびき・無呼吸も診てもらえますか?
A. 当院は15歳以上の方を診療対象としておりますため、小児のいびき・無呼吸については小児科または小児耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
15歳以上の方であれば診察可能ですので、思春期以降のお子さまのご相談はお受けできます。
Q. 痩せたらSASは治りますか?
A. 肥満が主な原因の場合、減量によってSASが大きく改善する、または治癒に近い状態になることはしばしばあります。
BMI 25以上の方は減量を治療の柱の一つに据えることをおすすめします。一方、下顎が小さいなど骨格的な要因が強い方では、減量だけでは改善しにくいこともあります。
Q. 飲酒や鼻づまりはSASを悪化させますか?
A. はい、両方とも悪化要因です。
アルコールは喉の筋肉を緩めて気道を塞ぎやすくし、無呼吸の頻度と長さを増やします。鼻づまりも気道抵抗を上げ、CPAPの効果も下がります。
寝る前のお酒は控えめに、鼻炎・花粉症の方は耳鼻科治療を並行することをおすすめします。
Q. 横向き寝でSASは改善しますか?
A. 体位による無呼吸が中心の方では、横向き寝で症状が軽減することがあります。
ただし完全に治るというより「補助的な対策」と捉えていただくのが現実的です。検査で「体位依存性」のSASと確認された方には、横向き寝を保つための補助具などもご案内できます。
Q. CPAP以外の治療法(マウスピース・手術など)はありますか?
A. はい、症状の重症度や原因に応じて以下の選択肢があります。
- マウスピース(口腔内装置):軽症〜中等症の方が対象。歯科口腔外科と連携してご紹介します。
- 耳鼻咽喉科的手術:扁桃肥大やアデノイド肥大が原因の場合。
- 体重減少:肥満が原因の場合に最も効果的。
- 横向き寝の指導:体位による無呼吸が中心の方に。
患者さまの状態に合わせて、最適な治療を一緒に選んでいきます。
Q. マウスピース治療の費用と効果はどれくらいですか?
A. 保険適用で約1万円強(3割負担)が目安です。
効果は患者さまの重症度や顎の形によって幅があり、軽症〜中等症の方では35〜85%程度の方に効果が認められると報告されています。CPAPが合わない方や持ち運び重視の方には選択肢の一つとなります。
Q. CPAPのマスクが合わない・苦しい場合はどうすればいいですか?
A. 我慢せず、診察時にお知らせください。
マスクには鼻マスク・鼻ピロー・フルフェイスなど複数の種類があり、お顔の形や好みに合わせて変更が可能です。
装着のコツや空気圧の調整についても、医師と取扱業者が連携して最適化していきますので、ご安心ください。
Q. CPAPマスクのメンテナンス頻度は?
A. マスクの本体は1年に1回程度の交換が目安です(個人差あり)。
日々のお手入れは、ぬるま湯と中性洗剤で軽く洗って自然乾燥していただければ大丈夫です。劣化を感じたり、装着感が変わったときは早めに業者または当院にご相談ください。
Q. 家族にCPAPの音がうるさいと言われます。対策はありますか?
A. いくつかの確認ポイントがあります。
- マスクやホースに破損
- 空気漏れがないか
- マスクの装着方法が正しいか
- 機器の設置場所(壁から離す・ベッドより低い位置に置く)
- 機種変更の検討
機器のトラブルについては、CPAPの取扱業者が個別に対応いたしますので、診察時または業者に直接ご相談ください。
Q. 出張や旅行先でもCPAPは使えますか?
A. はい、CPAPは持ち運び可能です。
国内出張・旅行はもちろん、海外への持ち出しも可能です。海外の場合は電圧変換アダプタが必要になることがありますので、事前に機器の取扱業者にご相談ください。
長期出張が多い方には、後述のコンパクトCPAPもおすすめです。
Q. 旅行用のコンパクトなCPAPはありますか?
A. はい、ございます。
手のひらサイズに近い旅行用CPAP機器もありますので、出張や旅行が多い方にはおすすめです。
導入をご検討の方は診察時にご相談ください。
Q. 仕事中の眠気が辛いです。診断書を書いてもらえますか?
A. SASの診断が確定し、CPAPが必要な状態と判断された場合は、診断書の発行が可能です。
職場での就業環境調整(業務時間・夜勤など)のためにご活用いただけます。
まずは検査で現状を把握するところから始めましょう。
食事での血糖値コントロールについて
Q. HbA1cの目標値はいくつが理想ですか?年齢で変わりますか?
A. 目標値は患者さんの状態によって異なります。日本糖尿病学会のガイドラインでは、合併症予防のための目標として7.0%未満、血糖正常化を目指す場合は6.0%未満、治療強化が困難な場合は8.0%未満、という考え方が示されています。
ご高齢の方や重い合併症をお持ちの方では、低血糖のリスクを避けるため、やや緩やかな目標が設定されることもあります。当院では、年齢・罹病期間・合併症の有無・ご本人の生活背景を踏まえ、無理なく続けられる目標を一緒に設定します。
Q. 血糖値スパイク(食後高血糖)とは何ですか?食事でどう対策できますか?
A. 血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇する現象で、HbA1cが正常範囲でも起こることがあります。近年、動脈硬化や心血管イベントのリスクと関連することが指摘されています。
食事面では、野菜や食物繊維を先に食べる「ベジファースト」、よく噛んでゆっくり食べる、主食の量を適正化する、といった工夫が基本です。当院では必要に応じて持続血糖測定(リブレ等)を活用し、ご自身の血糖変動を「見える化」しながら対策を考えていきます。
Q. 糖尿病と腎臓病を併発しています。食事の注意点は矛盾しませんか?
A. 一見矛盾するように見えることがあります。糖尿病では糖質・エネルギーの管理が中心となる一方、腎臓病では腎機能の段階に応じてたんぱく質・塩分・カリウムの調整が加わるためです。
進行ステージによって優先順位が変わるため、「糖尿病向けの食事」「腎臓病向けの食事」と別々に考えるのではなく、今の腎機能に合わせた一つの方針として組み立てる必要があります。当院は腎臓専門医が在籍しており、糖尿病性腎症のステージを正確に評価したうえで、管理栄養士が具体的な食事プランをご提案できるのが強みです。
Q. 糖尿病と高尿酸血症(痛風)が両方あります。食事は両立できますか?
A. はい、両立可能です。糖尿病の食事管理は、高尿酸血症の食事とかなりの部分で重なります。野菜や食物繊維を増やし、アルコール(特にビール)・果糖を含む清涼飲料水を控える、といった方針は両者に共通しています。
一方で、たんぱく質源の選び方(プリン体の多い食品の扱い)など、高尿酸血症特有の視点も加わります。当院では両疾患を一元的に管理し、食事指導も重複する部分・異なる部分を整理してお伝えします。
Q. 果物は糖尿病に悪いのでしょうか?
A. 一律に「悪い」とは言えません。果物には食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、適量であれば健康的な食品です。ただし、果物に含まれる果糖は中性脂肪や尿酸を上げやすい性質があり、食べ過ぎれば血糖コントロールにも影響します。
目安としては1日あたり150〜200g程度(りんごなら半分、バナナなら1本程度)、食後ではなく間食として分けて摂るのが一般的な考え方です。ジュースや缶詰の果物は糖質が凝縮されているため、特に注意が必要です。
Q. お酒はどこまで許容されますか?
A. 絶対禁酒ではありませんが、量と種類の選び方が重要です。日本糖尿病学会のガイドラインでは、1日の純アルコール量の目安は男性25g以下、女性15g以下(ビール中瓶1本、日本酒1合、ワイン2杯程度)とされています。
蒸留酒(焼酎・ウイスキー)は糖質が少なく血糖への直接影響は小さいですが、飲みすぎは脂肪肝や肝機能障害のリスクがあります。また、つまみの選び方が血糖値を大きく左右します。当院では、患者さんの嗜好・飲酒頻度を踏まえ、現実的な付き合い方をご提案します。
Q. 薬を飲んでいれば食事は気にしなくていいのでしょうか?
A. いいえ、薬と食事は相補的な関係にあります。食事が整わないまま薬だけに頼ると、薬の量が増えたり、低血糖・体重増加などの副作用が出やすくなります。逆に食事療法を続けることで、薬の量を減らせたり、中止できるケースもあります。
糖尿病治療の原則は「食事・運動療法を基盤に、必要に応じて薬物療法を組み合わせる」こと。当院では薬物療法と栄養指導を両輪として、長期的に無理のない治療を組み立てます。
Q. 食事指導は管理栄養士が対応してくれますか?費用はかかりますか?
A. はい、糖尿病療養指導士の資格を持つ5名の管理栄養士が栄養指導を担当します。
費用は以下のとおりです。
- 保険診療(3割負担):初回780円、2回目以降600円
- 保険診療(1割負担):初回260円、2回目以降200円
- 自費の場合:1回3,300円
- 体組成測定(Inbody):550円(自費)
保険診療の対象疾患は、高血圧・糖尿病・脂質異常症・腎臓病・痛風(高尿酸血症)・高度肥満症などです。
対象疾患のない方や、健康維持目的でのご相談は自費扱いとなります。フードモデルや体組成計を用いて、患者さまの生活スタイルに合わせた現実的な食事提案をいたします。
Q. LINEでの相談・食事の写真送付はどう活用するのですか?
A. 当院では公式LINEを通じて、日々の食事写真をお送りいただける仕組みを整えています。
栄養指導と栄養指導の間(次回までの期間)にも、患者さまが実際に食べている食事内容を管理栄養士が確認し、次回の栄養指導でより具体的なアドバイスに反映いたします。
「これって食べていいのかな?」と迷ったその瞬間に記録を残せるため、後日の指導が的確で実践的なものになります。継続的な食事改善が必要な慢性疾患の管理に有効です。
Q. 家族の食事を分けて作るのが大変です。同じ献立で対応できますか?
A. はい、ほとんどの場合ご家族と同じ献立で対応可能です。
減塩や野菜中心のメニューは、ご家族の健康にも良い影響を与えます。患者さま本人は「1品減らす」「ご飯の量を調整する」など、簡単な工夫を組み合わせていただきます。
当院の栄養指導では、フードモデルを使って具体的な量の目安をお見せしながら、ご家族の献立に合わせた現実的な調整方法をご提案しています。
「毎日無理なく続けられること」を大切にしていますので、家事の負担を増やさない工夫を一緒に考えます。
Q. 飲み会・宴会時の食事の対処法を教えてください
A. ポイントは「お酒の種類・おつまみの選び方・食べる順番」です。
- 蒸留酒(ハイボール・焼酎水割り)は糖質が少なめ
- 揚げ物・〆のラーメン・甘いカクテルは控えめに
- 野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べると血糖の上昇が緩やかに
「絶対に飲まない」より「上手に付き合う」方が続けやすいものです。
当院の栄養指導では、患者さまの飲み会の頻度・お店のジャンル・好みのメニューを伺いながら、その方に合った具体的なメニュー選びをご提案しています。仕事のお付き合いが多い方も、ぜひご相談ください。
Q. リバウンドしないためのフォローはありますか?
A. はい。当院では糖尿病療養指導士の資格を持つ管理栄養士による継続的な栄養指導でしっかりフォローいたします。
体重が落ちた後の維持期は油断しやすく、最もリバウンドが起こりやすいタイミングです。当院では以下を組み合わせて、減量だけでなく「リバウンドしない体づくり」を多角的にサポートします。
- 定期的な栄養指導(初回30分以上、2回目以降20分以上)で進捗を確認
- 公式LINEでの食事写真送付で日々の食生活を見える化
- 体組成測定(Inbody)で筋肉量・脂肪量の推移を可視化
Q. 体脂肪率や体組成は測れますか?
A. はい、体組成測定器(Inbody)で測定可能です。
栄養指導時に550円(自費)でご利用いただけます。
測定できる項目:
- 筋肉量・脂肪量
- 体内水分量
- 部位別の筋肉
- 脂肪バランス
- 基礎代謝量
ご高齢の方には、筋肉量に加えて「握力」「歩行速度」も評価しています。特にご高齢の慢性腎臓病の方は筋力低下・痩せが要支援・要介護につながりやすいため、体重を増やす方向の食事提案を行うこともあります。
測定結果は管理栄養士から丁寧にご説明し、その後の食事提案に活かしてまいります。
ご来院について
Q. 紹介状は必要ですか?
A. 紹介状は必須ではありません。
ただし、これまでの治療経過や検査結果がわかると、より的確に診療を進めることができます。
可能であればお薬手帳や直近の血液検査結果、健康診断の結果などをご持参ください。
Q. 待ち時間はどのくらいですか?
A. ご予約いただいた方は概ね10〜15分程度でご案内できることが多いです。
予約外でのご来院の場合、混雑状況によっては1時間ほどお待ちいただくこともあります。
WEB予約のご利用で待ち時間を短縮できますので、ぜひご活用ください。
Q. 初診の流れと所要時間はどのくらいですか?
A. 受付・保険資格確認・問診票記入・血圧測定の後、診察となります。
必要に応じて採血や尿検査などを行い、お会計までお進みいただきます。
所要時間の目安は30分〜1時間ほどです。検査内容によって前後しますので、お時間に余裕をもってご来院ください。
Q. オンライン診療には対応していますか?
A. 現在、オンライン診療の導入を準備中です。
開始時期が決まりましたら、当院ホームページや公式LINEでご案内いたします。
Q. 駐車場・駐輪場はありますか?提携駐車場はありますか?
A. 当院に専用の駐車場・駐輪場はございません。
お車でお越しの場合は、最寄りの「アスナル金山」駐車場のご利用をおすすめしています。
金山駅から徒歩30秒の立地ですので、公共交通機関でのご来院が便利です。
Q. クレジットカード・電子マネーは使えますか?
A. クレジットカードは各種ご利用いただけます。
電子マネーについては現在導入準備中ですので、ご不便をおかけいたしますがご了承ください。
Q. 車椅子・バリアフリー対応はしていますか?
A. 一般的な車椅子であれば問題なくご利用いただけます。
ただし、車椅子ベッドのような大型のものはエレベーターのサイズの都合上ご乗車いただけない場合があります。
事前にお電話でご相談いただけるとスムーズです。
Q. 外国語(英語など)での受診はできますか?
A. 英語については、対応可能なスタッフが在籍する日に限り、簡単なご案内が可能です。
日によって対応できない場合もありますので、事前にお問い合わせください。
なお、英語以外の言語での診療は現在のところ難しい状況です。
Q. 自費の健康診断・人間ドックは受けられますか?
A. はい、対応しています。
名古屋市の委託健診(特定健診・がん検診など)もお受けいただけます。
検査内容や費用は項目により異なりますので、ご希望の方は事前にお問い合わせください。
Q. 採血だけ・結果説明だけで来院できますか?
A. 採血のみのご来院は原則として承っておりません。
診察の結果、医師が必要と判断した場合に採血を実施しております。
一方、当院で受けていただいた検査の結果説明のみであれば対応可能ですので、お気軽にご予約ください。
Q. 診療時間外や夜間の急変時はどうすればいいですか?
A. 当院の診療時間外(平日20時以降・土曜18時以降・日曜祝日)に急を要する症状が出た場合は、お住まいの地域の救急外来や救急医療情報センター(#7119)にご相談ください。
緊急性が高いと判断される場合は、迷わず救急車(119番)の要請をご検討ください。
Q. 休診日に体調が悪くなったらどうすればいいですか?
A. 日曜・祝日や休診日にお困りの場合は、名古屋市の休日急病診療所や救急外来をご利用ください。
後日、当院での経過観察が必要な内容であれば、診療日にあらためてご相談ください。
Q. 救急対応はしていますか?入院が必要な場合の連携先はありますか?
A. 当院は外来診療を中心とするクリニックのため、入院や緊急処置には対応しておりません。
診察の結果、入院加療や高度医療が必要と判断された場合は、近隣の大学病院や総合病院にご紹介いたします。
普段から地域の基幹病院と連携体制を整えていますので、ご安心ください。
Q. 付き添いと一緒に診察を受けられますか?
A. はい、ご家族やお付き添いの方とご一緒に診察を受けていただけます。
治療内容や生活上の注意点をご家族にもご理解いただくことで、日々の管理がしやすくなる方も多くいらっしゃいます。
Q. 高齢の親が心配です。本人を連れていけない場合、家族だけで相談できますか?
A. 初診については原則ご本人さまのご来院をお願いしています。
検査結果のご説明やお薬の処方継続については、医師の判断のもと、ご家族のみのご来院で対応できる場合もあります。
事前にお電話でご相談いただけるとスムーズです。
通院について
Q. どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 初期は1〜2か月ごとに血糖・血圧・体重・腎機能などを確認しながら治療を調整し、数値が安定してくれば通院間隔を延ばしていくことも可能です。
CPAP治療の方も、初期を除けば月1回程度が基本です。お仕事やご家庭の事情に合わせて、無理のない通院計画を一緒に検討します。
Q. 診察ではどのようなことをしますか?
A. 血液検査・尿検査で血糖・HbA1c・脂質・腎機能・尿たんぱくなどを確認し、必要に応じて甲状腺ホルモンや腹部エコーなども組み合わせて、合併症の有無やリスクを評価します。
その結果をもとに、食事療法・運動療法・薬物療法などから、患者さんの生活スタイルに合った治療を相談しながら決めていきます。
Q. 初めて受診するのが少し不安です
A. 「まだそこまで悪くないと思うのに受診していいのか」「怒られそうで心配」という声をよくいただきます。
当院では、今の生活や数値を一緒に振り返りながら、「ここから何を変えていくと将来が楽になるか」を一緒に考えるスタンスで診療しています。プライバシーにも配慮していますので、どうぞ安心してお越しください。
Q. 他の病院で治療中ですが、転院できますか?
A. 可能です。
現在の処方内容や検査データがあればスムーズに引き継げますので、お薬手帳や直近の血液検査結果をお持ちください。
Q. 出張・夜勤シフトでも通院できますか?
A. はい、当院は平日20時まで(火・水・金)、土曜18時まで診療を行っていますので、お仕事帰りや週末にもご来院いただけます。
シフト勤務の方やご出張の多い方には、定期通院の間隔を相談しながら無理のないペースを一緒に考えますので、ご相談ください。
Q. 海外渡航前に処方を多めにもらえますか?
A. 保険適用の範囲内で、可能な限り対応いたします。
渡航期間や現地での医療事情を踏まえて、医師がお薬の量を調整します。長期渡航(3ヶ月以上)の場合は、英文の診断書・処方箋の作成も可能ですので、出発の2〜4週間前を目安にご相談ください。
Q. 引っ越し先での治療継続はどうすればいいですか?
A. お引っ越し先の医療機関にスムーズに引き継げるよう、紹介状(診療情報提供書)をお渡しします。
お薬が切れる前に新しいかかりつけ医を受診してください。なお、当院では現在オンライン診療を準備中ですので、開始後は遠隔地への引っ越し後も継続的なサポートが可能になる予定です。
Q. 家族が糖尿病・腎臓病になりました。何をサポートすればいいですか?
A. 一番の支援は「食事と運動を一緒に取り組むこと」です。
患者さまだけが食事制限をして、ご家族が好きなものを食べていると、長続きしにくいものです。
ご家族も減塩・適度なカロリーの食事を一緒に楽しむ姿勢が、患者さまのモチベーション維持につながります。また、定期通院や服薬の声かけ、診察への同行もとても心強いサポートになります。
Q. 家族に同じ病気の人がいます。家族も検査を受けるべきですか?
A. はい、ご受診をおすすめします。
糖尿病や慢性腎臓病、肥満症は家族歴がリスク因子の一つとなります。健康診断で問題なしと言われている方でも、より詳しい検査で早期の異常が見つかることがあります。
「予防のための健診」としてお気軽にご相談ください。
Q. 専門医が在籍するメリットは何ですか?
A. 専門医は該当領域の最新エビデンス・診療ガイドラインに精通しており、ガイドラインに沿った的確な診療を提供できます。
当院では糖尿病・腎臓・リウマチ・呼吸器・神経内科の各専門医が連携しており、複数の疾患が絡む場合も一つのクリニック内で総合的な治療計画を立てることが可能です。
Q. 糖尿病・腎臓・肥満・SASを1つのクリニックで診るメリットは何ですか?
A. これらの疾患は併発することが多く、相互に影響し合う関係にあります。
複数の医療機関を別々に受診すると、お薬の重複や情報の分断、通院の負担が生じます。
当院では一人の医師が全体を把握しながら治療方針を組み立てることで、お薬の整理がしやすく、検査の重複も避けられる点が大きなメリットです。
実際に「複数の病院を回らずに済んで助かった」というお声を多くいただいています。
費用について
Q. 保険診療ですか?費用が心配です
A. 糖尿病・高血圧・脂質異常症・腎機能低下などの生活習慣病に対する検査・治療は、基本的に保険診療で行います。SASの簡易検査・精密検査・CPAP治療も、医学的な適応があれば保険が適用されます。一部、自由診療となる検査や治療がある場合には、事前に費用と選択肢をわかりやすくご説明し、ご希望を伺いながら決定します。
Q. SASの検査や治療には具体的にいくらかかりますか?
A. 3割負担の場合の目安は以下のとおりです(受診料は別途)。
- 簡易検査(PG):約2,700円
- 睡眠ポリグラフ検査(PSG/1泊2日):約30,000円程度(医療機関により異なり、個室代等は別途)
- CPAP療法:月額約5,000円程度
Q. 肥満だけでも保険はききますか?
A. 体重が多いだけの「肥満」では保険診療の対象にならないことが多いですが、高血圧や糖尿病などを合併して「肥満症」と診断された場合は、保険診療で対応できることもあります。自由診療となる場合も、事前にきちんとご説明しますのでご安心ください。
Q. 高額療養費制度・限度額適用認定証は使えますか?
A. 当院は外来診療が中心のため、通常の診療で月額の自己負担が高額療養費の上限に達するケースは多くありません。
人工透析を含む一部の特定疾患をお持ちの方は「特定疾病療養受療証」の使用が可能です。
高額療養費制度・限度額適用認定証の詳細については、加入されている健康保険組合・協会けんぽ・市区町村窓口にお問い合わせください。
Q. 医療費控除の対象になりますか?
A. はい、当院でのお支払いは医療費控除の対象となります。
年間の医療費が一定額(10万円または所得の5%のいずれか低い方)を超えた場合、確定申告で還付を受けられる可能性があります。領収書は大切に保管してください。
Q. ジェネリック医薬品は使えますか?
A. はい、ジェネリック医薬品でのお薬の処方が可能です。
院外処方ですので、調剤薬局にてジェネリックへの変更を希望される旨をお伝えください。お薬の安全性は変わらず、自己負担額を抑えることができます。
Q. インスリンやGLP-1の月額目安はどれくらいですか?
A. 使用するお薬の種類・量によって変動しますが、3割負担の方で以下が目安です。
- GLP-1(マンジャロ等):月額5,000円〜
- インスリン治療:月額10,000円〜
これに診察料・検査料が加算されます。
導入前にはスタッフから費用や使い方を含めた資料を使ってしっかりご説明いたしますので、ご不安な点があればお気軽にお尋ねください。
Q. 保険証を忘れた場合はどうなりますか?
A. 一旦10割負担でのお会計となりますが、同月内に保険証をご持参いただければ当院で返金対応いたします。
月をまたいでしまった場合は、加入の健康保険組合等への申請が必要となりますので、忘れずにお持ちください。
Q. 治療開始前に費用の見積もりは出せますか?
A. 診察内容や必要な検査によって金額が変動するため、事前に正確な金額をお出しすることは難しいですが、目安についてはお伝えできます。
特に検査・処置を伴うご予約の前には、おおよその費用感を事前にお問い合わせください。受付スタッフがご案内いたします。




